腐食列島


津山30人殺し

都井睦雄
といむつお

知性  31
体力  82
残虐性 92
カルマ 94
装備
懐中電灯
日本刀
短刀
猟銃
爆薬


昭和13年。岡山ののどかな山村で日本犯罪史上未曾有の大惨事が起こる。
精神分裂病の21歳の青年が村人皆殺しを企て実行に移した。
頭にはハチマキで2本の懐中電灯を固定。両手に日本刀を持ち背中には猟銃を構える。


決行

薄ら寒い夜だった。
5月21日午前1時村の電線を切断した都井は、漆黒の中次々と村人を惨殺。

1件目 祖母ヨネ(76)
巻き割り斧でこたつで寝ていたヨネの首を切断。
首は鮮血とともに50センチほど飛んで転がる。

2件目 岸本家 
特に岸本ツキヨには強い恨みを持っていた。
家族三人を日本刀でめった切り。

3件目 西田家
西田トメに強い恨みを持っていた。
腹部に猟銃を突きつけて発砲。猟銃のダムダム弾を
受け内臓が飛び出し即死。その後家族全員猟銃で撃ち殺される。


中略

一通り村人を殺害した後都井は遺書を残し自ら命を絶った。


遺書
涙 涙 ただすまぬ涙が出るばかり、姉さんにもすまぬ、はなはだすみません許して下さい。つまらぬ弟でした。この様なことをしたから(たとい自分のうらみからとは言いながら)決して墓をして下さらなくてもよろしい。野に腐れれば本望である。病気四年間の社会の冷淡、圧迫にはまことに泣いた。親族が少なく愛と言うものの顔の身にとって少ないにも泣いた。社会もすこしりみよりのないもの結核患者に同情すべきだ、実際弱いのにはこりた。今度は強い人に生まれてこよう、実際僕も不孝な人生だった。今度は幸福に生れてこよう。思う様にはゆかなかった
 もはや夜明けも近づいた、死にましょう。


ご存知の通りこの津山殺人事件は「八つ墓村」や「杉沢村」
のモデルになっている。